

顔が赤くなるタイプ
少量で楽しめます
徐々に慣れて、お酒の量が増えると…
口腔・消化管のがんに注意!
まずは基礎知識
お酒を分解するしくみ
お酒を飲むと、アルコール(エタノール)の20%が胃で、80%が小腸で吸収されます。
吸収されて血中に入ったエタノールは、肝臓に運ばれて代謝されます。

お酒の分解と代謝酵素
エタノールを分解する酵素「ADH1B」と、強い毒性をもつアセトアルデヒドを分解する酵素「ALDH2」。アルコール体質は、この2つの酵素の活性の組み合わせで決まります。

D型が注意した方がいい病気は?
アセトアルデヒドが
脳や体に悪影響を及ぼします。
毒性の強いアセトアルデヒドが蓄積し、脳や体に異常が生じます。神経系への影響から認知症のリスクが考えられます。また、アセトアルデヒドを多く含む唾液の影響などから頭頚部がん・食道がんのリスクが高まります。
D型が注意すべき病気 その1
認知症
いくつかの研究で、ALDH2の活性が低いタイプではアルツハイマー病のリスクが高まっているということが報告されています。分解できずに高濃度でとどまるアセトアルデヒドに誘導される物質が、神経系に悪影響をもたらしているのではないかと考えられています。
D型が注意すべき病気 その2
頭頚部がん・食道がん
頭頚部には呼吸や食事、発声など生活に大切な機能が集中しています。頭頚部がんと食道がんはよく併発します。アセトアルデヒドが高濃度に含まれた唾液が原因の一つとして推測されています。進行すると食道の違和感や、声のかすれ、胸部・背部痛などの症状が出ます。喫煙とのかけ合わせでリスクが跳ね上がります。

飲酒により引き起こされる主な病気

吉本先生のワンポイント講座
D型のあなたが
お酒と永く付き合うコツ!
気を付けたい飲酒習慣とヒント
顔が赤くなるうちが華!
鍛えたりしないように
顔が赤くなったり頭痛や吐き気に悩まされて辛い!実はこれ、とても優れた防御システムなのです。楽しいうちにお酒をやめればまさに適正飲酒、永くお酒とお付き合いできます。けれどたくさん飲んで慣れてしまうと同じ量でもダメージは深刻。酒量が多い方は、健診で異常値が出なくてもお医者さんに体質を伝えてみてください。

お酒と永く付き合うために大切なこと
大切なのは「適量飲酒」と「休肝日」
1日の適量は、ビールなら中瓶1本、ワインならグラス2杯弱です(女性は半量)。「少ない!」と思われる方は無理のない範囲で減らしてみましょう。せっかく少量で楽しめる体質なので、まずは週2日以上の休肝日を設けましょう。自然と効果が表れますよ。

おすすめのお酒の飲み方
お酒のバラエティを楽しみましょう
D型のあなたこそ、お酒の世界を無限大に楽しむことができるかもしれません。たくさん量を飲むかわりに、いろいろな種類のお酒にチャレンジしてみましょう。飲んだことのないお酒や、知らないカクテル。今日はどれにしようかな?お酒の魅力を味わいながら楽しいひと時を過ごしてみてください。
